テレビの一シーンを見て想った。
それは外国人の大人の男女が海辺で、戯れ、遊んでいる映像だった。
物ってなんだろう。
作れるからと何でも作ればいいというものでもない。
時々思う、そんなことがまた脳裏をよぎった。
だって、この男女は、ただお互いを一心に見ているだけで、その間には、何もない。
それでも、こんなに楽しそうに走り回り、あんなに笑顔だ。
きっと愛し合っているからなのだろう。
物は、いろいろな場面を飾り、ときには人の間を仲介してくれる。
それはつなぐものとして役に立つし、楽しい気持ちを支えてくれる。
でも、何かがないからといって、見つめる気持ちの温度が上下してしまっては、ウソがあるように思えるな。
二人がいれば十分っていうのは、存在のことだと思うけど、
必要以上にものがあるからといって、すべてが満たされるわけでもなく、
何もないからといって、満たされないわけでもない。
存在を中心に、あとは脇役であることを忘れたくない。
今の状態:喉が痛い!大きな声が出ない。
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