日々、新しい技術が開発され、実用化されている。
多くの人は新しいものは、生活を便利にしてくれると信じている。
あるCMを見て思った。
テクノロジーでもバイオでも、新技術は決して
便利で安心した生活をもたらしてくれるとは限らないのだと。
新技術は、これまでの人類のモラルに変革を迫り、
人間性よりも技術に生活を合わせる事を要求しているように思える。
長い間、根本的な問題もなく人類は生存してこれたのに、
なぜ、遺伝子を操作した生物を誕生させたりする必要があるのか。
なぜ、生命誕生の仕組みにまで人間の意志を介入させければならないのだろうか。
この食品は遺伝子操作されているのかいないのか、
そんな区別までしないと食べるという根源的な動作さえできないとなれば、
誰がそんな社会を望んでいるというのだろうか。
技術者は、新技術を試したいだろうし、発表もしたいだろう。
しかし、そんな開発の欲望は人間の生活領域まで入ってこなくても
良い場合だってあるはずだ。
もしかしたら、その方が多いのかもしれない。
発見と実現は区別するような、新しいモラルが必要かもしれないね。
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