朝日新聞の勧誘員

ベルが鳴ったので、玄関を開けた。
ドアの前には誰もいなかったけど、立ち去ろうとする男の人がいた。
その人は、ドアが開いたのに気が付いて、戻ってきた。

朝日新聞の勧誘員だ。
適当にベルを鳴らして、人が出てきたら勧誘する。
なんて適当なやり方か。

お兄さん、新聞は？
朝日を購読してくれたら、サービスするよ。
半年だけでも付き合ってよ。お米だって、お酒だってあるよ。
こんなことを言う。
態度も横柄だし、誠実さのかけらもない。

以前、かなり執拗な朝日新聞の勧誘員が来て、とても嫌な思いをした。
そして、またこんな人だ。
どうせまた、勧誘員の証明書なんて持っていないだろう。
朝日新聞の勧誘員は、とにかくひどい。

僕は景品はいりません。記事の中身で選んでいますからと言った。
顔をちらっと見たかと思うと、引き上げて行った。

改めて思った。
生涯、朝日新聞だけは、絶対に購読しない、と。