横浜帰りの途中、普段なら乗り換えのときに寄り道したりしない。
でも、あまり寄ることのない渋谷だったし、何となく、ビール一杯ぐらいならと
会社の人と一緒に渋谷駅を出た。
京王線渋谷駅の裏側の通りには、居酒屋や焼き鳥屋が何店も並んでいる。
そして通りには、客引きというか、案内係というか、宣伝担当というか、そんな男や女たちが結構いた。
チラシをもらっても、目もくれずに通りを歩き回るけど、どこに入るか決まらない。
そんなとき、またチラシをもらった。
「何名様でも、最初の一杯は無料」そんなことが書いてあった。
最初の一杯のビールが無料ならと、そこに決めた。
店内は奇麗な内装で、個室感覚なお座敷が気に入った。
ここならちょっと秘密の会話もできそうだと笑った。食べ物も美味しかった。
会社の人が会計を済ましてくれたので、本当に最初の一杯が無料だったのかレシートで確認した。
確かに計算されていなくて、良かったと思ったけど、一つの項目に視線が止まった。
「お通しが、一人500円」だ。あんなにほんのちょっとだけのお通しが500円?
そこで想った。
最初の一杯の分は、お通し代に乗せられていたんだと。
注文しないのに持ってくるお通しって、ちょっと不思議で、居酒屋の変なところではないかな。
無理やり食べさせるとしたら、法律違反とも言えそうだ。
さて、客引きについて行ったら、ぼったくりの店だったってことは2度ほどある。
危なくうまくかわしたけど、街中で配っているチケットに簡単に乗せられるのもやめようっと。
渋谷で飲むことは、当分ないだろうけど。
[0回]
PR