朝の報道番組は4チャンネルを見ることが多い。
その番組内で、渋谷にサルが現れ、警察官が捕まえようとしてたけど
逃げてしまったとの報道があった(8/21)。
「今朝の東急東横線渋谷駅にサルが現れ、大暴れした。」と
だいたいこんな内容を男性キャスターがしゃべった。
「大暴れした」??????
映像を見る限り、サルは暴れてなんかいない。
警察官が網で捕まえようとしたから逃げただけだ。
人に飛び掛ったり、威嚇したりした姿はなかった。
「世界最大級のルーブル美術館で、唐沢敏明さんと常盤貴子さんが記者会見した。
20世紀少年の試写会には、大勢の人が殺到した。」
だいたいこんな内容を女性キャスターがしゃべった。
「殺到した」??????
映像を見る限り、人々が殺到した様子はない。
きちんと並んだ大勢の人達が映っていただけだ。
走っている人さえ一人も映っていなかった。
報道画面だけではすべての様子はわからないけど、この二つは過大な表現ではないかと感じた。
どうしても日本の報道姿勢は好きになれない。
事実を淡々と伝えるのが一番大切だと思うけど、過大な言葉、文章、表現、えげつない画像を使い
報道機関(記者等)が満足することに心を砕いている気がしてしまう。
それは、視聴率獲得のための自己満足なのだろうか。
そのような報道で傷つく人達も大勢いるに違いない。
今の報道は、日本人力の質の低下を助長しているのではないのかと心配になる。
僕は想う。
日本人力とは、丁寧な言葉を使うことからくる和の力ではないかと。
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