席を譲られた課長

上司と後輩と3人で地下鉄に乗っていた。
顧客との交渉に行くためだ。
3人で行くっていうのは珍しいけど、ちょっと大事な話しがあった。

地下鉄の座席前に立っていた3人は、雑談をしたり、雑誌を読んだりして
ただ通りすぎて行く時間を使っていた。
車内はそこそこ混んでいて、座ろうなどと考えてもいなかった。

突然、課長の前に座っていた女の子が立ち上がった。
「すぐに降りますので、どうぞ」
「いえいえ、大丈夫です」と遠慮する課長

僕と後輩は思わず顔を見合わせてしまったよ（プチ笑）
だって、課長と言ってもまだまだ若い！
社内の課長には60代もいれば、30代もいる。
きっとうちの課長は一番若い部類に入っていると思う。

そんな人が女の子に席を譲られたって、ちょっとおかしかった。
「せっかくだから座った方がいいですよ」って僕もすすめちゃった。
だってせっかくの善意を無駄にしては、女の子が可愛そうだ。

見た目が老けて見えるとは思えないけど、たまたま前に立っていたからかな。
次の駅に着いた時、誰も座れずに空いていた席に、課長は座った。

あるカレー専門店

ちょっと前に美味しいカレー屋だと聞いて、気になっていたお店があった。
それはインドカレーの専門店で「夢民（ユーミン）」と言います。
ランチ時に食べてみようとお店に行くと、いつも行列が続いていて、
時間の制約から、それを見ただけで諦めていた。

たまたま友人が、一緒にお昼に行きましょうって言うので、行列に加わった。
友人と一緒だと、おしゃべりしている間に、待ち時間なんて気にならなくなるからいい。
メニューが早めに並んでいるうちに渡されるので、どれがいいだろうなんて、
おしゃべりしながら、一つのカレーに絞り込む。
そんなのも楽しいひと時です。

いよいよ入店となって、席に案内されて、注文のカレーが出てきた。
いわゆるカレーライスといったのとは違う感じだ。
あのトロ～としたカレーがご飯にかかっているのは違う。
これがインドカレーっていうものなのかな、なんて本場を知らないから受け入れるしかない。

食べた瞬間に辛さが口に広がった。
辛さのランクも選択できたけど、初めてだったし普通（マイルド）を選んだ。
でも、結構辛いって思ったよ。
これでランクを上げたら、辛いのが苦手な人は辛いかもね。
その辛さは口には残って後を引きずる辛さじゃない。
あっさりとした辛さっていうのだろうか。
あっという間に食べ終わってお店を出た。そのときになっても、まだまだ行列は絶えることがないようだ。

サプライズはなかったけど、癖になる美味しさだと思った。
種類が多かったので、また行きたいです。

ハーフ＆ハーフで語らい

職場の同僚が、ちょっと帰りにどうですかって声をかけてくれた。
その彼は、慣れない職場に戸惑いがあるようだ。
動きたくても、上司に気兼ねして言いたい事も言えないらしい。
一種の人間関係に悩んでいるってことだ。
これって難しいと思う。

だけど、良く言うよね。
自分が変わればいいって。
粘り強く自分のやるべきことをやって、力を出す。
上司なんて頑固なもんだ。
だって、その人なりの経験がある訳だし、歳も取っているし・・・。
でも、いつも思う。
その上司から学ぶべきところは必ずある。
他は見ないで、そんな良い所だけもらってしまえばいいんだ。
そうすれば、それは自分の力に変わってしまうってことになるじゃん。

時間はかかるかもしれない。
だけど焦ることは何にもない。
たまには、こうしてキリンシティでビールを飲みながら語ってあげるよ。

歌舞伎町の夜はいつも派手で騒々しい。
建物も人間模様も。