ある管弦楽団の演奏会に行った。オーケストラのライブもちょっと久しぶりだ。
プログラムには知っている曲も入っていたので、気軽な気持ちで会場に足を運んだ。
どの程度の実力がある管弦楽団なのかも知らないので、どんな音を鳴らすのだろう。
指揮者は、どんな人で、どんなタクトさばきを見せてくれるのだろうとか
いろいろな事を想いながら、その瞬間を待った。
そして演奏が始まる。あっ、これは良い!ってすぐに感じました。
優しくてメリハリのある音が響いている。
それに楽団全体が一つになり、とてもまとまっているのがわかった。
見事なオーケストレーションに感じ入ってしまいました。
こういう印象を受けた管弦楽団は初めてだ。
今、振り返って思い出しても不思議な感覚が残っている。
次の演奏会に行ける機会があれば、是非、行きたい。
さて、残念だったのは一部観客の姿勢だ。終始、ざわざわとしたものが感じられた。
家族で来ているのだろう子供たちの話し声、演奏途中での離席や年配婦人の話し声もあった。
またパンフレットをいじくる音にやたらと多い咳払いなど。
演奏会は耳を研ぎ澄まし、全身で音楽を受け止めるものではないだろうか。
演奏が始まれば、聴くことに集中するべきだと想う。
それが観客の一人としてのマナーにもつながるはずだ。
どうしてもおしゃべりの止まらない男の子がいたので、振りかえって顔を見てしまったよ。もう~。
あの素敵な演奏を聴く側の姿勢として全身で受け止められなかったであろう観客がいたのが、残念に想う。
その人は演奏者の気持ちも、きっとわからないだろうな。
[0回]
PR