上海を歩いて想った。
中国は数千年の歴史を積み重ねて歩んできた国だ。
その国土は大きく、国民も圧倒的に多い。
そんな歴史ある国が、世界の荒波にさらされている。
それは鎖国をしていた日本が、黒船を迎えた歴史とどこか似ていないだろうか。
アジアは寛容さを持つ地域だと考えている。
西欧のように戦って、目覚めてきた国々ではない。
受け入れる事によって、平和を保ってきたように思う。
効率的で合理的な考え方ばかりが正しいのではないだろう。
そんな考えが上海の街を見て浮かんできた。
中国の人々は懐が深いところを感じさせる。
いつも優しく人を見てはいないだろうか。
共産主義にはまったく賛同できないけれど、それは
広大な国土と人民を統括していく一つの政治的な過程かなと思った。
中国は今も悠久の歴史を刻む国だと想った。
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