夢の話

また追われている夢を見た。
新宿の繁華街のような場所で遊んでいたら、急に自衛隊が街を囲んだ。
街の交差点や角に、チームを作った隊員が集まり、だんだんと輪を小さくしながら、
誰かを捕まえようとしている。

街からは出られなくなった。

探されているのは、自分。
なぜだ。
でも、隊員たちは顔を知らないようで、怪しい人を次々と捕まえ尋問している。
それをうまくかわしながら、何とか街をでる道を探した。

街角に身を寄せ、建物内に潜み、時には堂々と歩き、
声をかけられても、さらっとかわし、人眼につかないように、目立たないように逃げた。
日本でもこんなことが起きるのかと思いながら、とにかく捕まらないようにした。

やがて深夜。
捕獲の輪が崩れ始めた。
どうやら、今夜の捜索は終わったようだ。

でも、あちこちに隊員が残っている。
建物の地下に続く階段を見つけた。
階下に行こうと階段を下り始めたけど、途中でハッとして戻った。
危ない。戻れないと思ったからだ。

消えかかった階段を壁や柱につかまりながら元の場所に戻った。
そこで隊員に声をかけられた。
驚いたけど、いかにも遊んでいたようなそぶりでかわした。

帰ろう。
駅に向かった。急いだ。
後ろの方で大声が聞こえた。


こんな夢。
時々追われる夢を見る。
きっと、何かに追い詰められているような心理状態があったのだろうな。