七夕

七夕…

毎年、何事もなく過ぎてしまう普通の日でしかないけど、
今年はほんの少しだけ意識が持てた。

願い事って誰にでもきっとある。

平和でありますように
安穏な人生でありますように

そんな願いは他の日に任せて

織り姫と彦星の出会いがありますように

いつまでも天高く夢を描いていますように。


七夕は優しい気持ちの象徴のような気がした。


今日は七夕。

瞳

さよならと言ったキミの瞳は、いつまでも輝いていた。
すれ違いとわかったときは、遠くを見つめるしかなかった。

真っ白い雲を突き抜けた、ずっと先を歩きたい。
手を伸ばせば届くはずの、柔らかな夢
それは憧れを描くキャンバス

また会えると言ったキミの唇は、震えていた。
嘘ではないと信じた気持ち。
切なさに堪えるばかり。

手をつないで、笑顔を抱いて、
そんな日常でよかったのに
繋がっていない糸を手繰り寄せても、
そこにあるのは、ただ…。
忘れない想い。

風が吹いたら

我に風が吹き始めたことを感じたとき
勇気を絞り出して、大きな翼を広げられるか
天まで高くのぼり上がることを畏れることなく
羽ばたく力をたたき出すことができるか

何が足りないのか
何をつかみたいのか
何を支えにしたいのか

風の行く先にあるものに立ち向かえ
地平線に落ちてしまうことをこわがるな
上昇気流に乗れることを信じろ
すべての出会いに込められた意味を
我のものとするために、風上に立て

ここまでの歩みを輝かせたいのなら
大いなる風に吹かれてしまえ