長野での聖火リレーが、何とか無事に終わった。
あんなに中国旗が沿道に押し寄せるとは想像しなかったし、
もう少し穏やかなリレーになるかとも思ったけど、騒ぎにはなった。
チベットと中国は、元々ひとつの国家ではなかった。
チベットに人民解放軍が押し寄せて、領土に加えてしまった。
そこで、チベット人は、独立を願っているということになる。
中国は、世界からあらゆる面で注目されている。
輸出入などの経済活動においても、環境問題においても、
国連の常任理事国としての姿勢も、文化面でも、道徳面でもだ。
そして何よりも「人の扱い=人権」において、注目されている。
その注目は、批判となってしまうことが多いようだ。
これを突かれると、中国政府は内政干渉だと反論する。
でも、と思う。
人間は、どこの国に住んでいたって、平等の扱いを受ける権利があると思う。
そもそも人間という存在は、国が作ったのではないからだ。
少なくとも同じ地球上に生きる人間が、不平等や抑圧、圧政を受けるのは
不自然だと考えてしまう。
世界の偉人達が残した人権を擁護する名言は、国家、国境を超えているものではないだろうか。
人権に国境はない。
人権に国家もない。
人権は、地球上の人類すべてが共有するものだ。
それぞれの国家が、いかなる体制をとろうとも、
その基盤にある国民の人権は、人間の本質に基づいて、守らなければならない。
それにしても、報道にも想う。
これだけ人が集まったのは、報道の影響も大きいだろう。
日本で抗議すれば、メディアが取り上げる。
そんな風に思った人も多いのではないだろうか。
場当たり的な日本の報道は、様々なニュースを垂れ流して、
報道による被害拡大を増加させていると感じる。
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