散髪

11月に散髪したと思っていたら、10月末ごろだったと気付いた。
そろそろ切らないとって思う合図は、後ろ髪が襟をこすってくることだ。
そんな合図を感じると、いつまでも放っておけなくなる。

1,000円カットの店に行かなくなってから、気軽にどこででもいいという訳にはいかなくなった。
だって、店によって出来が違うし、気持ちが通わないと楽しくもない。
４，５千円もかかるのだから、安心できて、ついでに楽しい店がいいよね。
ということは大抵いつも通っている理容店になる。

でも、そこでカットしてもらうのはなかなか大変だ。
安い店の台頭で経営が圧迫されたのか、従業員もばっさり減らしてしまった。
でも、根強い人気もあるので、予約中心に対応しているようだ。

すぐにでも行きたくなった。
その理容店は職場のすぐ近くだけど、堂々と仕事中には行き辛いし、
昼は2名ぐらいしか予約できないようなのでなかなか難しい。
だいたい仕事帰りにとなるけど、時期が時期だけに混んでいる。

休みの日までに会社に近づきたくないので土曜はほとんど行ったことが無いけど、
買い物ついでに覗いて見ると、営業しているじゃん。
これはチャンスだ。よしっと思って店に入った。
待ち時間は20分ぐらいということだったので、雑誌を読みながら待っていたら
すぐに順番が回ってきた。
1時間程かけてカットされた頭は軽かった。これで新年が迎えられるなんて思った。

サラリーマン街の土曜日でも、次から次とお客さんが来る。
仕事が忙しくてよかったねって、心の中でマスターに声をかけちゃいました。
（12月10日の話し）