脱臼した日の午後、僕は自転車を片手で運転しながら街中を走ってました。
それは、レントゲンを撮ってくれる病院を探していたからです。
接骨医で紹介状を書いてもらい、いくつか病院名をあげてもらったので
まずはそこへということで行った。
しかし、整形外科は午前中だけだと言われ、追い返されてしまった。
(追い返されたとは印象が悪いか…。丁寧に断られた?)
仕方なくちょっと遠い病院まで自転車を走らせた。
そこは行ったことのない病院で、初診の受付は午前中で終わりましたと言われた。
レントゲンを撮ってほしいと言ったら、受付の女の人が、奥の部屋に聞きに行ってくれた。
でも、そこから出てきた人に、今はできないと言われ、
接骨医だけでは不安だから、どこかでレントゲンを撮ってもらってください、と言ってくれた。
その病院を探して、三角巾をしながら自転車で走っているんだよ~って、心の中で泣いた。
救急病院だという病院にも行ったけど、やはり先生がいないということでだめ。
レントゲン技師って、いついるのだ?と疑問が沸いた。
結局翌日、会社を休む羽目になった。
レントゲンは無事に撮れ、とりあえず外れた肩はもどっているようだった。
緊急時に病院って、いつでも診てくれると思っていたけど、勘違いだったことがよくわかった。
それにしても、患者は不安で一杯なはず。
こんな調子では、次に脱臼したときは、どうしたらいいのだろうと考えてしまった。
まっ、そのときは救急車を呼べばいいか…。
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