知らなかったんだけど「平城遷都1300年記念事業」というのがあって、
平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターの愛称を募集していたんだって。
その締め切り(3月12日)になって、初めてそんなことを知った。
そして、そのマスコットキャラクターについて、可愛いとか可愛くないと
そんな意見が交錯して一種の社会現象になっているというのだ。
製作者(籔内佐斗司さん)のHPを見て、これまた初めてキャラクターの姿を知った。
最近のマスコットと言えば、動物を用いて、カワイイ~と言ってもらえるようなのが確かに多いと感じる。
それは、幼い可愛さだと前々から感じていた。
でも、これは違う。
製作者は彫刻家なんですね。
そして、いろいろな意見に対する回答である
「平城遷都1300年祭マスコットキャラクターに関するお問い合わせに対する総括的なご回答」を読んで衝撃を受けた。
また「~ある報道関係者からの手紙への返事~」にも同様に感じました。
なんて立派でステキな方なのだろうと。
まったく知らなかったけど、多くの批判を受けていたようだ。
でも、この冷静で明確な回答を読んで、微動だにしていない姿を想像した。
そして、書いてあることの鋭さに感銘を受けた。
日本社会の危うさを見事に言い表しているのではないだろうか。
文章も読みやすく、知的で綺麗で、こんな文章を書けるようになりたいなどとさえ思ってしまった。
何度も何度も読み返しました。
マスコットキャラクターがどうのこうのというより、この文章と籔内佐斗司さんに興味が沸いちゃった。
マスコットだって、見事なものだ。
どんな名前がつくのかわからないけれど、平城遷都1300年祭を立派に飾るものとなるでしょう。
そうそう、籔内佐斗司さんも指摘してます。
「このような話題になり、賛否のご意見が活発に交わされたことは、
1300年協会にとっても望外の宣伝効果が得られたことと思います。」
このニュースを見ないと、このようなイベントがあることに気がつかなかったし、
籔内佐斗司さんを知ることもなかったかもしれません。
まさに宣伝効果大だったですね。
籔内佐斗司の世界
http://uwamuki.com/
平城遷都1300年祭
http://www.1300.jp/index.html
画像は無関係です(ほぼいつものことですが)
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