ライブドアとニッポン放送の法廷での争いに決着がついた。
高裁での決定は、ライブドアの主張を認めた内容らしい。極めて当然だと思う。
ニュースでは盛んにライブドアが勝利したと報道しているけど、
これから過半数を所有する株主になるようで、その意味で上場企業経営を手中にできたと言える。
たいしたものじゃないか。でもまだまだ本当の試練はこれからだろうね。
一連の報道に接していて、印象に残った場面がいくつかある。
一つには、日枝会長が業務提携は一切考えていないと、話し合いすら拒否する記者会見の模様だ。
今になって感じるけど、堀江社長の身なりに誤った判断をした姿がそこにあったのではないか。
こんな奴に何ができるという、年配の人間ならではの傲慢さが臭う。
もしそうなら人はみかけで判断するなってことになる。
また一つには、ニッポン放送の亀渕社長が、社員は元気です!大丈夫です!と
急に社員の存在をアピールしてきた場面だ。とても違和感を持った。
社員がどうしたっていうのだろうか。世論の同情心をつかみたいとの気持ちがミエミエだと思った。
また一つは、ニッポン放送社員一同がなにやら声明文を出したという報道を聞いたときだ。
一人も残らずライブドアの参入に反対したなんて、俄かには信じられなかった。
この時代に、社員の100%が同じ気持ちだなんて、どうして信じられるだろう。
ニッポン放送社員だって、ライブドアに登録している人だっているんじゃない?
こんなの意思決定を操作しているとしか思えなかった。
社員がインタビューに、嫌いなわけじゃないんだけど・・・、と答えている人だっていたよ。
あげくには急に労働組合の結成だって。
そして昨日・・・。
堀江社長の記者会見を見ていて、具体的にどんなビジョンを描いているのかというような質問に、
ニッポン放送のリスナーをインターネットユーザーにするみたいな答えが強調されていた。
なぁ~んかおかしくないか。インターネットの話しばかりだ。ラジオを良くしようとは感じられない。
やっぱり映像がないとだめでしょ。ニッポン放送だけでは、足りないんだよね。そうでしょ、社長。
堀江社長にお願いしたいことがある。それは、
ニッポン放送をもっと聴きやすいラジオ放送にしてほしいということだ。
だって、家の中でも車の中でも、とにかく雑音が多いし、音が鮮明じゃなく聴き取り難い。
だから他局に周波数を合わせてしまう。これがニッポン放送の欠点だ。
インターネット技術でなんとかならないかな(^^)
そして最後に、上場した民放は誰のものかって?
それは株主のものです。当然です。社員のものでも、リスナーのものでもない。常識ジャン。
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