テレビのある報道番組をみた。
コンタクトレンズ装着のための眼科の話しだった。
繁華街を歩いていると、よくコンタクトのチラシをもらう。
使い捨てコンタクトなどの安値販売のチラシだ。
何と言うことも無く受取り、ほとんどそのままごみ箱行きになってしまう。
そのチラシの裏話にもつながるような報道だった。
さて、その問題の眼科は量販店内にあるような眼科だけど、
要するにコンタクト販売に附属しているような存在だ。
そこで取材のために潜入したテレビ局社員が受けた診察は
実は医師免許を持っていない量販店社員であり、医療報酬の一部が
量販店に回されているなどといった内容だった。
診察医だけが医師免許を持っていて、眼圧検査などをするのはただの人ってことになるのだろう。
そんな人はきちんとした医学知識もないから、目の痛みを訴えても原因もわからない。
裁判にもなったということだった。
そんなずるい眼科の話を聞いていたら自分の事を思い出した。
前にも書いたけど、目に出来物ができたと思い、初めての眼科に診察に行ったら、
視力測定だの眼圧検査だのされたと書いたと思う。
その時もなんで関係ないことをされるのだろうって思ったけど、
まさか眼科が診療報酬を多くもらうためにやっているとは思わないから黙っていた。
でもやっぱり裏があったことがわかってしまった。
そこは量販店とは関係ない眼科だけど、恐らく診療報酬を増やす悪知恵として
眼科業界では普通に行われている行為なのかもって想像させてくれる。
頼みもしない診療をされて余計な料金を払ったのかと思うと、少々頭にこないか。
また使っているコンタクトは量販店がらみで作った。
使っていて今のところ特に支障はないけど、だんだん不安になってきた。
悪いのは近頃よく責められる公務員ばかりじゃない。
お金のことに関しては、どんな業界でもずるくなってしまうのだろうか。
それにしても人間の身体に関わることは、一つ間違えば取り返しがつかないことも起きる。
医師の道徳がお金の前にはひざまづいてしまうことのないようにしてもらいたいものだ。
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