死刑執行の放送を聴いた。
よく考えたらいいと思う。
生命の終末を、何でもない普通の人が行ってしまう恐さ。
理由は何であろうと、人が人を殺すのだ。
まさに殺人行為であり、命が汚れる行為だと思う。
命の重さを、自分の命を失わせることで償わせる・・・。
これに違和感を持たないだろうか。
この発想がどれだけ恐ろしいことなのかに社会が気がつかないとしたら、
殺伐とした社会になっている証拠だ。
死刑囚がではない。
残された人と社会が、これは違うのだと感じないのなら
罪はますます深く、人の心は闇の奥に沈んでいくばかりだ。
経済活動で生活が潤ったとしても、人間が本来持っている生きることへの
畏敬の念が失われてしまっているとしたら、
これほど恐ろしい社会はないと思う。
そして今、失われつつあるのではないか。
食い止めるには、生命がなぜ尊いのかを学ばないとならないと・・・
僕は、想う。
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