憲法第1条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。
憲法第2条
皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。
この憲法に明記された法律である「皇室典範」が政治的課題とされて
ニュース番組でもたくさん報道されている。
改正すると言われる中身は「女性天皇」「女系天皇」を認めるということらしい。
ニュース番組などを見ていると、これまでの日本の歴史の中では、「女系天皇」が即位したことはなかったという。
遺伝子的にはずっと男系天皇の遺伝子が伝わっているということだ。
女系天皇が誕生するとそれが途絶えてしまうらしい。
さて、ここでちょこっと考えた。僕は女系天皇に賛成していいのかどうか。。。
これを考える時に必要なのは、男女の性を取り上げて女性が即位して何が悪いのかということは
言うべきではないと思った。
本来、日本国民の総意があれば、男女関係無く天皇に即位することはできるのだ。
でも、想った。。。
女系天皇が即位するということは、将来の天皇に誰もが成れる可能性がある、ということではないだろうかって。
女系天皇が婚姻する時に誰を選ぶかで、歴史は変りかねない。
天皇に誰でもなれる可能性がある、という状況を作り出すべきではないのではないかと思った。
なぜなら、その地位を巡って争いが起きる可能性も生じると考えられるからだ。
天皇は日本国民統合の象徴だ。
それは宗教的なものではなく、これまでの日本史の視点から皇室文化を大切にしてきたという側面が強い。
現代に定められた統合という象徴の地位を争っていいとは決して思えない。
憲法にあるように国民は世襲を承認しているのだから、争いのない世襲が継承されることを望む。
そして皇族も家族であること忘れていけないだろう。
家族の長を決めるのに、観心の家族の意見を聞かなくていいのだろうか。
時の首相が、その人気を後ろ盾にして改正を押し通していいとはまったく思えない。
そして今、緊急に皇室典範の改正をする必要性はまったくない。
50年先でも間に合うぐらいだ。
憲法を踏まえた議論を国民が中心になって行い、また皇室関係者の意見もきちんと聞き
何年かかろうが国民的議論の中で、国会すべての議員が賛成する中で改正するべきだと思う。
なぜなら、天皇の地位は日本国民「総意」に基づいているのだから。
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