凄くリアルな夢を見た。
そこは、堅牢な牢獄だった。
壁際に立って、中の声に聞き耳をたてていたら見つかって連れ込まれた。
中は薄暗く、人の表情もはっきりとはわからない。
監守はいない。
何をしたわけでもないけど、誰かに入ってみないかと囁かれた。
分厚い石でできた牢獄。
その牢獄は、とても高い建物だった。
まさに牢獄の塔だった。
一生そこから出ることができない囚人が入っている牢獄だった。
囚人には言葉がなく、ただ死に向かって生きているような姿だった。
夜が来た。
通された部屋にはベットが3つ。
そのベットには囚人が3人横になっていた。
そこまで連れていってくれたのは、一人の女性だった。
彼女は囚人ではないような気がした。
3つのベットが空いていないので、どこに寝ればいいのだろうと思った瞬間、
一人の囚人が消え、ベット1つ空いた。
するとなぜか、子供が2人、囚人の上に寝ている。
そして案内してくれた女性も寝ている。
牢獄に入ってみないかと囁いたのは、そのうちの一人の子供ではないかと思った。
どういうわけだろう。
横になる前にトイレに行こうとした。
トイレは共同トイレで、ブースも遮る壁も何もなかった。
床の上に、大用と小用の便器があるだけで、何もかも見えた。
でも、そこには照明はない。
小さな窓から入ってくるわずかな光しか明かりはなく、
トイレには何人か座り込んでいたけど、彼らが生きているのかもわからないような薄暗さだった。
彼らが石の塊にも思えた。
石の部屋に戻った。
女性が黙って僕を見ている。
牢獄にいるような表情ではなく、ぬくもりを感じさせてくれるような表情だった。
初めて会った気もしない。
二人で何かをしなくてはならないような気持ちになった。
重い。
それが今朝の夢の感想。
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