会社の後輩に招待券があると誘われて映画「出口のない海」を観た。
映画館はかなりすいていた。
タイトルは知っていたけど、どんな内容なのかは知らなかった。
派手な戦闘シーンはないようですと後輩が教えてくれた。
人間を乗せたまま敵艦に突っ込んでいく潜水艇「回天」。
その存在は神風特攻隊に比べれば知られていないのかもしれない。
僕も知らなかった。
一人一人の人間が、命を犠牲にして、国のためと言って散っていったようだ。
ここにも戦争の悲しく悲惨な事実がある。
「なぜ、先輩は死ぬのですか」
「戦争で、この回天という、人が魚雷の一部になった兵器が存在したことを、世の中に知ってもらうためだ」
このような会話が印象に残った。
この映画も、そんな意味があるのだろうと思った。
淡々とした、どちらかと言えば静かな映画だった。
さて、話は変わってしまうけど、今朝の新聞を見たら、
安倍総理は、任期中に憲法を改正して、第9条を時代に合わないからと、変えてしまいたいとの記事があった。
ばかな。。。
これ以上の平和の理念があるだろうか。
時代に合わせないといけないのは、政治の側だ。
世界に日本国憲法の理念を知らしめていかなくてはならないのではないか。
北朝鮮の核実験を受けて、ある大臣が、日本の核武装を議論したいと言っている。
これこそ悪魔に魅入られた姿だと思った。
権力の魔性に取り付かれていると思った。
戦争をすることは勇気でもなんでもない。
武器を持つことが勇敢でもなんでもない。
それこそ時代に合わないと考える。
もし、安倍総理等が、第9条を変えようと言うなら、僕は総理も現政権も支持できない。
(写真は、ワルシャワ蜂起記念碑前にあるゲットーの説明看板)
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