寂しかったんだからって、言われてはっとした。
そんな思いをさせるつもりはなかったけど、
自分の気持ちに素直になれなかったから。
もう一度、あの場所に戻れたら、絶対に走ったりしないよ。
顔いっぱいの笑顔で、思ってもいなかったお弁当が出てきた。
あまりの感動に声を失ったよ。
あれが、どんな気持ちだったかなんて、言わなくたっていいよね。
もう一度、あの時間が来るのなら、すべてに優先して走っていく。
受け止めていたようで、ちょっとずれていた。
受け止めてもらっていたと思っていたことも、少しはずれてた。
埋めようと努力してきた時間も、今となっては、過去のこと。
戻って欲しいと手を伸ばしても、そこに感じるのは、痛みだけ。
いろいろな街の風景が、みんな幻に思える。
温もりを感じたくて歩いても、みんなみんなもどかしく感じるだけ。
いつまでも成長しない自分とそうなりたくない自分。
矛盾だらけが走らせてしまったんだよね。
忘れられない、後ろ姿。
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