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~In a heart harmony!~ 調和するって素敵(2011.8.8改題)

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2007-11-22-Thu 06:49:33 │EDIT


その日の朝、約束の時間の10分前に指定された場所に行った。
時間になっても彼女が現れないので、メールで確認しようかと携帯電話の画面を覗いていた。
時間を守らないような人ではないのにって思ったら、着信通知の表示が付いた。

「着いてますか」それだけだった。
「着いてます」と返信した。

「病院の玄関でお待ちしています。」と2通目のメールが着信する。
「それでは、行きます。」と短いメールを返した。

駅からたくさんの人が、その大学病院に流れていく。
僕には初めての病院だし中の様子もわからないので、その流れについていく事にした。
すると、病院の建物の壁の前に、小柄な彼女を見つけた。

まだ離れていたのに、「あっ、おはようございます。」と元気のよい挨拶が飛んできた。
いつものちょっと不思議な彼女の笑顔だ。

彼女にとって私服の僕を見るのは初めてのはずだ。
挨拶の「あっ」は、互いを見つけたことと私服姿を見たことへの小さな衝撃があったように感じられた。
しかし、そのことには何も触れず中に入りましょうと彼女は歩き出した。

受付周辺は人が溢れていた。
どうするのかと僕が迷っていると、彼女の手にはすでに整理券が握られていた。
待ち合わせ場所に来なかったのは、彼女が機転を利かして先に整理券を取っていてくれたからだったのだ。
その手際の良さに、さすがだと思わずにはいられなかった。

それでも、順番までは相当の時間を過ごさなければならない。
シートに腰掛けて呼ばれるを待つことにした。
彼女は、この大学病院のシステムを説明し始めた。

「初診のときは、あのカウンターで書類を書きます。今日は、他の科も受診しますか。
もしそうであれば、一緒に受付してしまうのがいいですよ。」
目的の科以外にも、どうぞ利用してくださいという気持ちのようだ。

「ここを利用することはよくあるの。」と尋ねる。
「外科・歯科・耳鼻科・脳神経外科とか、どんな些細なことでも、この病院に来てます。」
「絶対、ここがいいですよ。診察料も安いですよ。」
「大学病院に行ったなんて言うと何だか重病のようだね。こんなことで来ても良いのだろうか気になるよ。」
「全然、平気です。気軽に使って欲しいとここの先生も言ってくれますよ。」
きっとそれは彼女に対してだから、言ってくれるのだろうなって思った。
「綿雪さんは、何科にかかるの。」
「耳鼻科と歯科です。」
「そう、では、お互いに呼ばれたらあとはそれぞれだね。」
「整形外科まで一緒に行きます。そこで待っていてください。」
彼女は、徹底的に案内役をするつもりのようだった。


(この物語はフィクションです。)

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2007-11-21-Wed 09:28:08 │EDIT


その日は、会社を休んだ。
いや、休まされたと言うべきだろう。

「吉澤さん、今月は必ず病院に行きましょう。お願いします。」
彼女は、どうしても、僕をある大学病院に連れて行きたいようだった。

大学病院に行くということは、何か重い病気を患っていると思われるかもしれない。
でも、それは違う。敢えて言えば、怪我の部類だ。
肩の脱臼。
数年前から一年に一度ぐらい肩が外れて救急車を呼ぶ事態になることがあった。
今年はそれを社内でやってしまったので、僕の脱臼癖はほぼ全社に知れ渡ることになってしまった。

脱臼すれば病院に行って元の場所に戻してもらわなければならない。
元に戻ればしばらく肩を固定し腕の動きに気遣いながら日常生活を過ごせばいい。
それが多少窮屈に感じることはあるけれど、痛さは過ぎてしまえば忘れるし通院なんて面倒なだけだ。

それなのに、彼女は違う。
病院に行ってきちんと診察を受けるのがいいと、強烈に勧めてくる。
そしてなぜ大学病院がいいのかを熱意を込めて語ってくれる。
そんな大学病院は、彼女が大変に気に入っているところのようだった。
もちろん、世間的にも有名で大物と言われる人が緊急入院するところでもある。

脱臼は怖い。
外れてしまうのは一瞬だがその後の痛みのひどさは耐えがたいし、元に戻すときの恐怖は、
いっそのこと安楽死したほうがマシと思えるぐらいだ。
そんな思いを毎年するぐらいなら、大学病院でもどこででも診察を受け、
きちんとした治療方法の指導を受けるのが良いのは当然だろう。

それにしても、気が進まなかった。
しかし、「今月は必ず」などというメールが来てしまったときは、逃げられないと思った。
彼女に会ったときの視線には、『連れて行きます光線』が思いっきり出ていた。
そんな彼女の熱い思いに、「では20日なら大丈夫です」と応えざるを得なかった。
僕は、追い込まれてしまったのだ。


(この物語はフィクションです。)

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2007-11-18-Sun 06:21:46 │EDIT


コートを着ようと思うような寒さになった。
11月の本来の陽気がどんなものだったのか、わからなくなってました。
昨年までは、もっと寒かったような、こんなものだったような。
ただ、もう少し寒暖がはっきりしていたような気もするけど、思い込みだったのかも。

最近、平日よりも土日が忙しい。
あっちにこっちにと、走りまわっている。
昨日も朝から夜まで、今日も朝から夜まで、動き続ける一日。
あと2週間は、こんな状況が続くのだろう。
体調のバランスが崩れてしまっているようで、顔に大人ニキビがちょっと(@_@;)

何が足りないのだろう。
不必要なものはわかってる。ストレスだ(特に仕事)
必要なものは、癒し、愛、余裕、答え・・・何なんだかね。

でも忙しいのも自分の時間。
そう選んだのも自分。
それにしても、忙しくなりすぎたか。

あとちょっと頑張る。

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