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~In a heart harmony!~ 調和するって素敵(2011.8.8改題)

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2007-11-28-Wed 06:10:02 │EDIT



閉塞感を打ち破ろうともがく毎日。
閉塞感があるだけでも疲れているのに、
そんな努力をしなくてはならないなんて、ますます落ち込んでいくじゃないか。

こんな状況に身を置くのは、初めてのことのような気がする。
だから経験がない。
経験がないから、どうしたらいいのかあがき疲れ果てる。

自分らしさがだめなのか。
そんなことない。
それが全否定されてしまったら、生きていけない。
バランスが悪いのか。
それは、一人だけの問題ではないだろう。

何かが、行く手を阻んでいる。
何かが、気持ちに刺さっている。

変わろうとしている光りはあるけど、まだ弱いみたいだ。
早く打ち破るための行動を。

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2007-11-25-Sun 08:20:41 │EDIT


レントゲンの受付けに診察券を出しながら、彼女を見た。
彼女は、僕のためにシートを押さえていてくれた。
一つ一つ先を読んだ動きに感心する。
シートに腰かけている小柄な彼女に可愛さを覚えた。

そこでの待ち時間はすぐに過ぎて、診療放射線技師が呼ぶ部屋に入った。
部屋に入る前に振り返って彼女を見ると、物憂い表情の中に無言で待ってますからと言っているようだった。

レントゲン室は広かった。
「上半身だけ裸になってください。」と指示される。
最近はシャツを着ているぐらい普通ではないかなどと、余計なことを思った。
言われたとおり裸になると人前でそんな姿になることは非日常なので、どことなく照れた。

レントゲン板の前で、細かい指示をされる。
どっちを向けとか腕はこうだとかなかなか定まらないのがもどかしかった。
技師が肌に触れてくると緊張してしまい、正面を向くことができなかった。
10枚も撮っただろうか。そんなに撮られるなんて、大学病院ってこんなところかと改めて考えた。
「服を着ていいですよ。これで終わりです。」
やっと診察が全部終わった。

部屋を出ると、じっと待っていた彼女がすぐに目に入った。
「終わったよ。次は会計だよね。」と言いながら歩き出した。
でも、彼女がついてこない。
「どうしたの。」
「ええ、あのおばあちゃんが、椅子にかばんを忘れているので心配になって。」
すると、慌てた様子のおばあちゃんが戻ってきた。
「もう、大丈夫です。」
彼女の気遣いは根っからのものなのかと思った。


(この物語はフィクションです。)

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2007-11-23-Fri 13:35:44 │EDIT


整形外科の初診室の前で、雑誌を読みながら順番を待っていた。
待合室は、呼ばれるのを待つ人で窮屈に感じた。

診察室の方から看護士が出てきて、吉澤さんって呼ぶ。
「はい、私です。」
「この番号札を持っていてください。番号を呼ばれたら、部屋の中に入り
椅子に座っていてください。」
「わかりました。」

それからは、番号を呼ばれた人が順番に中に入っていくのを眺めていた。
やがて、番号が呼ばれ診察室に入ると、看護士に手荷物を置くように言われた。
そして、診察医の前に座ろうとするなり、肩ですかって声をかけられた。
まだ、座ってもいないのにと、少し診察医の印象が悪く感じられ、その人の顔をじっと見た。

若いな。もしかしてまだ学生で研修をしているのではないかと想像してしまった。
話の聞き方も横柄さがあったし、それより禄に人の話を聴いていない。
「では、MR検査の予約をしたらどうですか。細かく調べるにはそれが一番です。今日はレントゲンも撮りましょう。」
何でもいい、もうここから出たいという気持ちだったので、お願いしますと一言だけ返した。
診察医は、その答えを聞くともう終わったとばかり、こちらのことは無視するように看護士に話しかけていた。
「マスクして、風邪か。大丈夫?」
「そうなんですよ。あまり声がでないんですよ。」
「気をつけないとだめじゃないか。」
まだ患者がその部屋から出ていなかったのに、馴れ馴れしくじゃれている。
やらしいヤツだと思った。

部屋から出ると、他の看護士が追いかけてきて、レントゲン撮影の説明を始めた。
大きな建物の病院は、どこへ行けばいいのか勘ではわからない。
どこの階段を使ってとか何番の窓口だとか診察券だけ出してくださいとか、説明は細かかった。
そんなに覚えられるかなと心配になったとき、彼女が現れた。

「診察は終わったのですか。」
「終わったよ。これからレントゲンだって。」
「それは、こっちですよ。」
彼女には、看護士よりも看護士らしい優しさが感じられた。

(この物語はフィクションです。)

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