波打ち際に立っていると、波によって足もとの砂が流され
身体が沈んだり,動いたりするのが楽しかった。
ハワイの海で水の綺麗さにつられて、シュノーケルもなにもなしに
沖の方まで泳いでしまい、ダイバーの人に危ないよと
注意され、一生懸命泳いで岸まで戻ったこともある。
プールで遊んでいるうちに、立てない深さまで行ってしまい、
ちょっとドキッとビビッたことがある。
水は恐い存在だ。
テレビ報道で流れる映像には、足元にせまる小さい波を
立ち止まって眺めている現地の人の姿がある。
沖から迫ってくる津波を、あれはなんだろうとか話している
日本人がいる。
あれがTUNAMIかと驚く海外の人の声が流れている。
津波を知っていても知らなくても、逃げなくては!とトッサに
判断できた人はどのくらいいたのだろう。
危険が近づいているのに、観察してしまう姿は、
道路の真中で、車が走ってくるのを見ている猫のようだと思った。
人は危険に弱い存在なのか。
判断が間違った時の恥ずかしさが嫌なのか。
小心者と言われても、命あってこそ、のはずだ。
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