個人情報保護法が論議を呼んでいるみたいだ。
事件や事故が起きた時に、被害者などの名前をどのように扱うかが問題となっている。
僕は想う。
個人情報による被害やプライバシーの侵害は、報道によって起きることが
かなりの部分を占めているのではないだろうか。
報道に大切なのは、実名をあげて、この人が被害に合いましたと報道することより
事件の背景の事実などを、知らせることだと考える。
そのために個人名などの情報は必ずしも必要ではないはずだ。
社会の知る権利などと言う主張があるようだけど、いったいそれは何者だろうか。
報道に名を借りた覗き見趣味じゃないかと思う。
この法律は報道に遠慮して、報道目的では適用除外などとしているようだけど、
そんなことでは、片手落ちだ。
今のように無責任な報道や興味をあおるだけのメディアは規制されても仕方がない。
どんなに個人情報を守ろうとしても、報道されてしまえば守りようがない。
自宅前を取材陣が取り囲む様子を想像してみれば、
あれほど、脅迫にも似たものを怖れる状況はないと思う。
それに、事件が起きるたびに、卒業文集の文章が発表されるのはおかしいよね。
あれなんて、きっと個人情報が謝礼によって売買されているのではと疑いを抱いてしまいます。
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