日本はほぼずっと自民党中心の政権でまとまってきた。
それは、戦後は政治的争いよりも経済復興を最優先にしてきたからだろう。
それには政権交代をするよりも、政党と経済界がまとまるのが、国民のためとなった。
自民党に対する社会党は、アメリカとの関係においても、自衛隊の合憲性についても
政策を明確に国民に示すことなく消えていった。
そんな中で金銭的に腐敗した自民党政治。
政治家の汚職に立ち向かい登場したのが公明党だった。
ずっと野党だった公明党は、10年前にそんなダメ自民党と連立を組んだ。
他の政党とでは、国民生活が守れないと判断したからのようだ。
自公政権と一つの単語で呼ばれるようになり、批判も多くなったけど・・。
冷静に考えると、批判の理由は不明確だ。
政治的に政権交代しなければならないほどの失政はない。
旧社会党系や元自民党などで寄せ集まってできた民主党。
根っこの存在をあまり感じさせない政党に、国を任せて安心だとはとても思えないけど、
今回の選挙で有権者は、民主党を選択した。
自民党と同じようなものだと思ったら大間違いだろう。
日本国民って、信条とか信念とかあまりなかったんだ。
獲得議席数をみると、そう思わざる負えないな。
さて、政権が交代すれば生活も変わる。
それは良くも悪くもだ。
政権交代してよかったと思う場合もあるだろうし、とんでもなく後悔することもあるだろう。
訳も分からない増税政策を打ち出してくることも十分予想される。
2大政党制なんていらない。
どちらかの政党しか支持できないなんて、嫌だ。
また不安定な政治は、国民生活をストレートに影響する。
ただ、政党名だけで当選した新人議員は、一部大物議員の思いのままに行動するだけだろう。
国会の舞台から消えた国民生活の功労者にご苦労様でしたと言いたい。
さぁ、自分の身は自分で守るしかない現代の戦国時代の到来だ。
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