民族って呼ぶ存在がある。
民族ってなんだろう。何が民族を決めているのだろう。
血筋かな。きっと遺伝子レベルでも、決め手になるようはことがありそうだ。
最近のテレビの自然を扱った番組を見て思った。
それぞれの地域には、その環境に適応しようと進化してきた生き物がいる。
暑い場所と寒い場所、地上と海、サバンナと砂漠・・・。
その場所で生きていくことを選んだ生き物は、素晴らしい適応力をもっている。
すごいと思う。何よりも生命の深淵さに感動する。
動物も植物も、生き物の生命の根幹は同じ存在だと直感した。
人間はどうだろう。
やはり大陸ごとに違った姿を表している。
ヨーロッパにはヨーロッパの気候にあった姿を身につけたのだろうし、
アフリカにはアフリカの環境に適応した姿になったはずだ。
アジアにはアジアで生きていくための力をもつ人間になった。
どれが優れているなんてことはない。
それぞれの環境に負けない人間を作ってきただけのことではないのか。
髪の色や目の色は、それぞれの地域の紫外線の強さで薄いか濃いかが決まったらしい。
どちらが優れているとは比較できないよね。それぞれが必要なのだから。
近代化しても、それが人間の偉さなんていう比較評価はしたくない。
必要があれば発明もされる。そこに違いが表れてきただけというのはどうだろう。
生れて来る時の人間と死んで行く時の人間をみてみよう。
誰もが人として、人の生命として平等だ。
そんな想いにふけっていると、人間の生命の根幹も地球のどこにいようと同じなんだと気がついた。
人間の生命は人間が守るしかない。
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